ブラジル・エクアドル訪問記 5
1月2日午後1時より、大統領官邸にて行われた麻生特派大使、ジルマ・ルセーフ(DILMA RUSSEFU)大統領との会談の様子を紹介します。
当方からは、麻生特派大使(日伯友好議連会長)、河村日伯友好議連幹事長、中井ひろし衆議院予算委員長(民主党)、黄川田徹衆議院議員(民主党)、三輪駐ブラジル日本大使が出席。
ブラジル初の女性大統領は、昨日の就任式を無事に終えたせいか、かなりリラックスした感じで、笑顔で我々を迎え入れてくれました。
まず大統領から、2005、2008年と二度日本を訪問したが、麻生特使には外務大臣、総理大臣として温かく迎えて頂いたことを感謝していると切り出した、すかさず麻生特使は、大統領就任に祝意を表すると共に、この大統領選挙をとうして一段と顔が綺麗になられたとストレートな賞賛。
大統領も喜色満面、自分も選挙で成長したように思うと仰ってました。
麻生特使とジルマ大統領の会談は以下ような話をされました。
麻生特使:ブラジルは日本にとってとても大切なパートナー、共に力を合わせて行こう、例えば、アフリカモザンビークでの農業支援による振興(日系人のブラジル農業発展の実績がある)のケースはモデルにして行きたいもの。
ジルマ大統領:日本にはブラジルの農業発展に大きな貢献がある。
最近でも、新しく、デジタルテレビの日伯方式がある。南米ではほとんどの国がこの方式に同調してくれている。
さらに、高速鉄道建設がある、日本に応札してもらいたい。一度延期したが四月には実施する。
麻生特使:高速鉄道には大いに関心がある。
但し日本のJRは民間企業だから、ブラジル側も民間の受け皿で協議しないと、今の条件では見通しがたたず、踏み切れない面があるのではないか?
ジルマ大統領:担当大臣に指示しておく。
(この点は、先の入札の時、韓国を除いて、条件が厳しすぎて、日本を始めにフランス、ドイツも入札に応じなかったものである。しかし、改めて大統領自ら要請があった意義は大きい。果たしてこれまでの協議経過の詳しい報告がきちんと上がっているかが疑問であるが、不採算覚悟で応札するなら、韓国を見習い日本政府も政府保証までやるか、政治の決断のテーマとなる問題)。
100周年の式典に訪日したときに約束してもらった、社会保障協定が締結出来たことに感謝する。
これはお願いだが、国際食糧機関FAOにブラジルから事務局長に立候補するのでご支援を頼む。
おおよそ以上のやり取りがあり、約30分の会談でした。
大統領の通訳が英語で麻生特使の側で同時通訳、それを日本の通訳が日本語でこちらに要約する形で行われました。
麻生特使はいっさい原稿なしだったが、大統領はメモリーカードを手元においての会談。
だいたい首脳会談は、とくに依頼事項を持つ側が抜けがないようにメモを持つが、それを読み上げるようなことはありません。
会談を終わると気軽に記念写真の撮影に応じてもらいました。
1月2日河村建夫記(ブラジルより)
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